ここで言う『リ・デザイン』とは、近年国土交通省が強く提唱している『地域の公共交通の再構築』を意味します。中でも路線バスは、少子高齢化や車社会の進行により、特に人口の少ない山間部や郊外部で利用者が減少しており、遠州鉄道でも一部の路線で退出や減便を余儀なくされました。加えて、運転士の不足や人件費・燃料費の高騰といった問題に直面しており、事業者単独で公共交通を維持することが難しい状況です。こうした現状を踏まえ、国土交通省が主導して地域の公共交通の利便性・生産性・持続可能性を高める『リ・デザイン』の取り組みが全国で本格的に始まっています。遠州鉄道でもこの流れを受け、2025年4月に運輸事業部内に『リ・デザイン推進室』を新設。私がそのリーダーを務めています。…とはいえ、現時点ではまだ私一人の部署なんですけどね(笑)








