「ブライトヒルズ和合泉 ヴィスタの丘」は、2011年の造成工事着工から約1年の歳月をかけて完成した分譲住宅事業です。開発面積約1.47万平方メートル・全83区画という、県内最大規模のスケールで行われ、単なる住宅提供に留まらず、そこに住む人のコミュニティや将来的な分譲地の保全にも着眼した「長く快適に住まう不動産の価値」の提供をコンセプトにしていました。私の担当は、分譲住宅の営業と販売企画。単に、分譲住宅を販売するのではなく、全体の景観や街並みのデザイン、安全性や住みやすさといった住環境の部分までを網羅した、“まちづくり”にフォーカスする意識が求められました。また、ヴィスタの丘の分譲地は、フロントコートやパークコートなど、街区の個性を生かした5つのゾーンを用意していたため、それぞれの特徴をどうアピールしていくのか? どのような順番で販売していくのか? といったことにも注力しました。
私は土地の購入から造成工事までを担当しました。地盤調査や開発の許認可など、造成工事を着工する前段階から、ありとあらゆる業務に携わっています。印象に残っているのは、土地の所有者や周辺住民に向けた説明会です。何度も何度も事前周知のための会を開催し、何とかして皆様からのご理解を得られるよう努めました。正直、覚えてないくらいやりましたね(苦笑)。ただ、私自身もここまで大きなプロジェクトは初めてでしたので、すごく勉強になりましたし、造成工事を無事に終えて住宅事業部へ土地を引き渡す際には、今までにないほどの達成感を感じることができました。
防犯性に優れたアプローチ、安全性を考慮した道路計画、景観に溶け込みやすいアースカラータイプの電柱…などなど、細部にまでこだわり抜いたゲートシティになりましたよね。
そうですね。今でも近くを通ると、つい立ち寄ってしまいます(笑)。当時のことを思い出しながら「あぁ、こんなに素敵なまちづくりに携われたんだな」って。











